- 倉庫のバイトって、具体的にどんな仕事をするんだろう?
- 倉庫のバイトって、体力的にかなりきつそうだけど、実際にはどうなんだろう?
倉庫のアルバイトを検討されている方はこのようにお考えではないでしょうか?
この記事では、倉庫バイトのきつさや、実際にどんな仕事をしているのか、もし働いたらどんなメリット・デメリットがあるのかなどを具体的に解説しています。読んで頂くことで、アルバイトをやる前にどんな仕事か明確にイメージすることができるようになります。
実際に倉庫内作業を2~3年ほど経験した私が解説します!また倉庫内業務の管理者経験も長いので、管理者・正社員視点での解説もあります!
それではさっそくみていきましょう!
倉庫バイトはきついのか?
過去の経験や、価値観から、きつさを何を基準とするかは難しいところですが、この記事では、これまで肉体労働系の仕事をやったことが無い人が、初めてアルバイトを検討する場合としております。
基本的にはきつい仕事だと思っておくべき
まず結論ですが、原則きつい仕事だと思っておいたほうがいいでしょう。会社によっては重い荷物を何度も運んだり、倉庫の端から端まで移動してピッキング作業を行う場所もあります。
また、勤務時間中の体力的な疲労のほかにも、夜勤を行うことによる体調の乱れも、年齢によってはかなりきつさを感じると思います。
ただ、慣れると何も感じなくなる場合などもあります。これらはメリットデメリットとして後述していますので読んでみてください。
どんな荷物を取り扱っているかもよく見ておく
きつさは取り扱っている荷物によってかなり大きく変わります。片手で持てるような小さな箱を何千個もピッキングするような倉庫もあれば、2人で抱えるような重たい荷物を何度も運ぶような倉庫もあります。
これらによってきつさが大きく変わりますので、求人に応募する際は、何を取り扱っている倉庫なのかしっかり見てからにしましょう。
設備やデジタル機器が充実しているかを見る
取り扱っている荷物の他にも、設備や機器類もできれば確認しましょう。例えば、重たい荷物を取り扱っている会社でも、全てフォークリフトでの運搬であれば体力的にはかなり楽です。
フォークリフト作業の場合は最初から求人に書いており分かりますが、どのような設備がついているのかでも同じようにきつさが変わります。荷物を運搬できる自動搬送コンベアがあったり、搬送・けん引台車などを使う作業である可能性もあります。
アルバイトだと、事前に確認できる情報が少ないかもしれませんが、直接面接に行ったり、電話で確認する事ができるなら、このあたりはしっかり確認しておいたほうがよいです。
また、デジタル機器が充実しているかも合わせてみておいたほうが良いです。体力的なきつさとは別になりますが、例えばピッキング作業で誤出荷が発生しないような照合システムが導入されていない環境での仕事は、人によっては相当精神的にも疲弊します。
全部目で見てピッキングしろといわれると、相当大変です。また、アルバイトだからといってミスしたことを正社員から過剰に叱責される場合なんかもあり得ます。デジタル機器の充実さも見ておきましょう。
倉庫バイトってどんな作業なのか?
倉庫のアルバイトは、基本的には倉庫の仕事全般になると思います。倉庫の作業自体は、何か専門の知識が無いとできないといった事があまり無いです。
倉庫作業に関する詳細は別記事でまとめていますのでこちらをご覧ください。
倉庫作業に向いている人の特徴などもまとめておりますので、自分が向いているのかどうかが気になる方もこちらの記事をご覧ください。
倉庫バイトのメリット
次に、倉庫バイトのメリットについてみていきましょう。
夜勤があると高単価
倉庫は、在庫を保管してお客様が必要なタイミングで在庫を発送する為にありますので、基本的に稼働時間は長い事が多いです。また、在庫の受け入れも、長距離トラックなどで運搬するケースなど、昼間に限定すると成り立たなくなる場合もあり、昼夜問わず稼働させています。
夜勤シフトに入る事が出来れば、深夜手当などが付く為、普通に昼間働くより単価が高く、効率よく稼げます。
慣れれば簡単
倉庫の作業は、そもそも複雑な作業が少ないです。パターンがはっきりしており、方法を覚えて何度も繰り返せばすぐに慣れてしまう仕事が多いです。慣れてしまえば、多少体力的にきつくても、慣れでカバーできる場合も多くあります。
私の仕事も、割と重い荷物を1日に何百個も移動させる仕事で、最初は相当きつかったですが、数か月続けていると、単純作業で腕力もついてきて、きついと思うことがなくなりました。
頭を使って考える作業は少ない
前述のとおり、単純作業が多いので、何かを考えながら行う作業は少ないです。頭を使って仕事をするのが苦手な人は、非常にあっていると思います。
また、考え方によっては、今後クリエイティブなことをやっていきたくて、目先のお金を稼ぎたい場合などもよいかもしれません。仕事中に頭は使いませんので、いろいろ頭の中で別の事を考えながら仕事をして稼ぐのもいいかもしれません。
要領よくやれば早く終わらせれる
これは会社によるところですが、倉庫作業はトラックの入出荷などの時間によって仕事が左右される場合も多く、作業のタイムスケジュールがざっくりでしか指定されていない場合がほとんどです。
仕事が慣れて、更に要領よくやる方法も見つけておけば、自分で仕事の負荷を上げたり下げたりすることができます。午前中頑張って、午後はゆっくり仕事するなど、自分で調整が出来るようになります。
人と関わったり、いちいち細かく指示を受けずに自分のペースで仕事がしたい方にとっては大きなメリットですね。
身だしなみの指定が少ない
倉庫は基本的に身だしなみの指定が無い場合が多いです。(アルバイトであっても。もちろん会社により制服の指定がある場合もありますので注意してください)制服を着たくない。自分が好きな服装で仕事がしたいと思っている人にとっては大きなメリットでしょう。
倉庫バイトのデメリット
暑い・寒い
倉庫は基本的に空調がついていない場合が多いです。倉庫というのは、人が働く場所というよりは、荷物を保管する場所として管理されることが多い為です。夏は暑く、冬は寒い。この前提で考えておくのがよいでしょう。
もし暑い(寒い)が極端に苦手という方は、倉庫内作業はやめておいたほうがいいかもしれません。
倉庫の管理者目線ですが、体調不良が出ないような最低限の空調は必要ですし、私が働いている場所では空調導入していますが、大きな天井の高い倉庫に、空調を配置するのはなかなか難しいのが実態です。
人によっては1日が長く感じる
前述した通り、倉庫作業は単純作業が多く、多くの方が早い段階で慣れるはずです。これらがデメリットとなる場合もあります。人によっては、単調過ぎて1日がいつになったら終わるのかと感じるかもしれません。
私もこう思うタイプでした。覚えると1日が果てしなく長く感じるので、私はジョブローテや管理仕事をやらせてほしいと上司に頼んで紛らわせることをやってましたね。。
急に勤務シフトの変更を指示される場合がある
倉庫は稼働時間が長く、昼夜問わず稼働しています。ただ、夜間は人数が少なくなることがほとんどです。(管理者や正社員の配置が少ない・荷物の出入りが夜間は少ない などにより)
特に夜間のスタッフが突発的に欠勤になった場合などは、急にシフトを変わってほしいなど、正社員から頼まれる場合もあったりします。働く時間が急に変わったり、当初の希望と違うシフトを指定されるのが嫌な方は、応募する前によく考えておいたほうがいいでしょう。
人間関係はどうなの?
ここでは、倉庫内の人間関係についてみていきましょう。
まず結論ですが、倉庫作業をやりたい人は、あまり広い人間関係や交友関係を望まないほうがよいでしょう。基本的に倉庫内作業は一人でやるものがほとんどで、数名で行っても会話をしながらする仕事ではありません。つまり仕事において人間関係があまり必要のない仕事なのです。
前提として、黙々と仕事をしたい方に合っている仕事だという認識をしておきましょう。
また、下記に詳しく傾向について解説します。
社員と仲良くなれない可能性が高い
当然会社によりますが、傾向としては、アルバイトを倉庫で雇い入れするタイミングは、繁忙期である場合が多いです。
つまり、人の出入りが纏まって行われていて、正社員からすると十数名単位で管理しなければならず、数か月たつと人が変わるので、最初からコミュニケーションを取ってスキルアップをしてもらおうとか、そのような長期的な関係を考えてない場合も少なくありません。
社員はこのように考えていて、アルバイトの人は黙々と会話せず行う作業を担当するという状況になると、そもそもの会話機会が少なく、仲良くなったり仕事を一緒にしていくという感覚はあまり持てない可能性が高いです。
もちろんアルバイトの人であっても、一人一人育成して、いつかは正社員を目指してもらおうと接している会社もあります。このあたりは入ってみないと何ともいえないところではあります。
長く働いていても知らない人がいる場合が多い
一人で行う仕事+夜勤もある となると、数か月同じ職場で働いてても面識がない人が居たりします。極端な場合は、それほど人間関係が希薄になる場合もあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私自身の体験談を交えて、出来る限りこれからアルバイトをやってみようと思う方の参考になる情報を記載しました。また、私は正社員ですが、同じ職場のアルバイトの方達と普段コミュニケーションをとる中で、思っている事や感じている事も参考にしていますので、双方の目線が入った内容になっているのではないかと思います。
これらの情報を参考に、次の仕事探しを行っていただければ幸いです。